フルオーダーの家づくり

タワマン暮らしの夫婦が、建築家と新築戸建て建てます

土地を買う前&買ってからやっておきたいこと

 土地をたくさん見に行く

土地の購入申し込み前から、とにかく行ける時には、何度も土地を行きました。朝昼夜時間を変えて、曜日を変えて。どんな人が通るのか?日当たりは?ゴミ出しは?周辺建物の様子は?気になることは仲介に聞いて調べてもらいました。

 

周辺建物は大きく変化するのか

まず、周囲建物の建て替えで、日当たりなどが変化してしまう可能性を考えました。

マンションがそばにあるなら、1棟まるまる同じ所有者よりも区分所有の方が、建て替えリスクは低いです。区分所有者の大半の賛成がないと建て替えはできないからです。他人同士意見をまとめるのは結構大変。

我が家の土地の前に建つマンションは残念ながら、1棟まるまるオーナーが持っていました。古いし建て替えリスク高い!ただ、容積をいっぱい使っているので、これ以上とんでもなく大きな建物は建たないであろうと判断しました。

両隣は2階建て。3階建てに変わると日当たりは悪くなる?西側と東側なのでさほど問題はなさそう。これは、時間ごとの東西の日の入り具合などをよく観察しました。北側も今建っている建物から大きく変わることはない感じ。

 

取り壊す古家から外を見て、窓位置や間取りの参考にする

建物は売り主さん負担で取り壊しの予定。内覧で1度入っていましたが、契約が決まってから再度見に行きました。建物の中から1階、2階、3階それぞれ窓から何が見えるのか光はどのくらい入るのか、たくさん写真に撮りました。これ、本当に間取りや窓位置、ブラインドを考える時に役に立ちました。ここに窓があると隣と目線がかち合うからずらそうとか。くもりガラスにしておこうとか。

更地で売っている土地も多いですが、古家付きおすすめです!建物が残っている状態で周囲を確認できるのはとてもメリットがある!そこまでに建築家が決まっていれば、同行してもらうと尚良しです。(うちは決まっていなかったので私が写真撮っただけ)

 

 

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窓を開けたらお隣のベランダが丸見え

 

 

日照記録を残して、窓を考える

夏至冬至を基準に、朝昼晩と写真を撮りに行って、日照記録を残しました。これも間取りを考える時にとても役に立つ。夏場の日差しをどう遮るかとか窓関連。

夜は、近くのビルの非常階段の明るさをチェック。また、お隣さんが夜過ごすお部屋とか明かりでわかるので、我が家のくつろぎスペースと離そうとか、窓は無くそうとか。写真撮っていて相当怪しい人ですが、借りているおうちのリビングは、お隣のトイレと接近していて、トイレ流す音が聞こえるレベル!今どきの住宅ではそんな筒抜けの音はしないでしょうが、間取り上考慮できればしておいた方がお互い幸せなので。

 

地盤や地の利を考える

地盤は建築で重要。最悪地盤改良に途方もない金額を払うことにもなるので、地歴調べてもらいました。過去から住宅地だった場所は長年建物で踏み固められているので、あまり問題はなさそうでした。ただ、エリア的に防空壕が出てくることもあると聞いて驚きました。

 

また、大雨や台風が来たときは、水の流れがどうなるかわかるので、土地を見に行くチャンスでした。建築計画中に2019年の台風を経験しました。暴風雨が過ぎてから時間をおかずに見に行って、土地に水が溜まっていないか確認しました。

下水が整備された現代では、水害を意識することは少なくなりましたが、大雨の時はやはり地の利を感じますね。浸水しない高台はお屋敷が多い理由がわかる。古い寺院は高台で地盤が強い場所にあることが多いので、お墓を嫌がらずに購入候補にしてもいいかも。

最近は、駅近傾向がますます強まっていて、我が家も駅近派!ただ、都市部の駅や線路があるのはもともと川などがあって建物が建っていなかった場所。そこしか土地がなかったから、しょうがなく低い場所に路線を走らせています。なので、駅近はだいたい低い場所になります。その前提で、 駅近と浸水をうまく考えて物件探ししないと大変なことになりそう・・  

うちは、坂の下の方にありもしかすると水が!と不安になりましたが、売り主さんに過去浸水被害あったか聞いて、なし回答をもらったのと、地下鉄の路線が近くにあるので、あふれさせないようになんか東京メトロが大規模に対策しているはずと雑な感じで、大丈夫!と結論づけました。

 

個人の売り主さん&地元不動産会社はおすすめ

不安ごとがあった時に、売り主さんが個人だと「住んでいた人の感想」が聞けてすごく良かったです。仲介のA社さんも、地元密着なので顔が広く、わからないことは自治会長さんに聞いてくれたりして安心でした。たまたまだったけど、大手ではなく地元業者の仲介で、個人から譲ってもらったことは、本当に良い縁のお取引きでした。